市山流とは
市山流とは日本舞踊の中でも古い流儀であり、流祖は宝暦年間(1751~1764)に活躍した歌舞伎の振付師で、長唄「越後獅子」、長唄「大原女」、長唄「浅妻船」等が初代の作品です。
現在は全国の日本舞踊家によって結成された最大の組織の日本舞踊協会の要職にある家元市山松扇を始めとして親戚一同、全国規模で日本舞踊普及のため、活動しています。
日本舞踊協会
伝統芸能である「日本舞踊」の普及を通じて、文化の発展に寄与することを目的として、
1955年(昭和30年)に設立された社団法人です。
その後、2008年(平成20年)の公益制度改革の施行を受け、2012年(平成24年)4月、
内閣総理大臣より公益社団法人への移行認定を受けました。
現在では、約120流派・約4,300名の日本舞踊家が所属、全国に26の支部があります。
年3回の日本舞踊公演(日本舞踊協会公演・各流派合同新春舞踊大会・新作公演)を主催するほか、こども向けワークショップや一般の方も対象とした講習会など、さまざまな公演・事業に取り組んでいます。
令和5年7月21日に開催された文化審議会の審議を経て、
日本舞踊が国の重要無形文化財として指定を受け、
これに伴い日本舞踊保存会の構成員が保持者(日本舞踊保存会会員)として
総合認定されました。
現在、当流の家元、市山松扇は、理事。(日本舞踊保存会会員)
分家 市山松十郎は、東京支部中央ブロック ブロック長。
市山竹紫郎は、千葉県支部長を務めさせて戴いております。
弧の会(このかい)
家元 市山松扇が代表を務めさせて戴いております日本舞踊家集団です。
男性日本舞踊家本来の「紋付袴」の正装で「素踊り」をテーマに数々の日本舞踊を発表しております。
特色の異なる多数の流派が存在する日本舞踊界で市山流、泉流、猿若流、西川流、花柳流、藤間流、若柳流の各流を背負うメンバーが、先人より継承される「日本舞踊」の素晴らしさを一人でも多くの方に伝えることが出来るよう流儀を超えて、1998年に結成。
東京をはじめ全国各地で精力的に日本舞踊公演を開催。
代表作「御柱祭」(おんばしら)は新作では異例の数十回に及ぶ再演を重ね大反響を呼び、
2000年度舞踊批評家協会新人賞受賞。2008年度には文化庁芸術祭舞踊部門優秀賞受賞しております。